学生時代、ティンパニを担当していました。
ティンパニを叩く時に使う棒の先は
ゴロンと大きくなっています。
形状は、丸かったりちょっと角ばっていたり。
固さもいろいろで、
ふわふわした柔らかめの綿っぽいものから
結構当たると痛いほどに固められたフェルト素材だったり。
その形状や柔らかさによって
音色を変えることが出来ます。
小太鼓を叩く時のような
スティックの先には
固い木のまんまです。
それでティンパニを叩いてしまうと
やわらかい膜が凹んで傷ついてしまいます。
ティンパニに使うスティックは
「マレット」とも呼ばれます。
マレットの先が固ければ
輪郭のハッキリとした
鋭い音に。
マレットの先が柔らかければ、
輪郭がふんわりとした
まあるい音に。
同じティンパニを使っても、
マレットを使い分けることで
音色を変えることが出来るのです。