について書きましたが
スティックによって音が変わるのは
ティンパニだけではありません。
スティックというか、
スティックの先が変わることで
音色が変わるのです。
スティックの先を変えることで、
太鼓の膜面に与えられる刺激が
変化します。
たとえば小太鼓(スネアドラム)や
シンバルを叩くスティックの中には
まるで金属ブラシのような
形状のものもあります。
針金を束にしてから
横に扇状に広げたようなものです。
ワイヤーブラシと呼ばれます。
叩くと繊細な
シャッシャッという音を出せます。
他にも、膜面をこするように撫でて
シャーシャーと鳴らすことも出来ます。
スティックによって
音色も演奏方法も
どんどん幅が広がっていきます。